生理が来ない…その不安、放っておいて大丈夫？

予定日を過ぎても生理が来ない…。
カレンダーを何度も見返しては、不安な気持ちになっていませんか？

私も20代の頃、生理が2週間来なくて夜も眠れないほど心配した経験があります。
妊娠検査薬を買いに行くのも恥ずかしくて、でも不安は募るばかり。
結局、ストレスが原因だったんですが、その時は本当に怖かったです。

生理が来ない理由は人それぞれ。
でも、正しい知識があれば必要以上に不安になることはありません。
今日は、生理が遅れる原因から対処法まで、しっかりお伝えしていきますね。

生理が来ない主な原因とは？

生理が来ない原因は大きく分けて5つあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 妊娠の可能性

まず最初に考えるべきは妊娠の可能性です。
性交渉があった場合、生理予定日から1週間経っても来なければ、妊娠検査薬でチェックすることをおすすめします。

妊娠検査薬は、生理予定日の約1週間後から使用可能です。
朝一番の尿で検査すると、より正確な結果が得られますよ。

2. ストレスによるホルモンバランスの乱れ

現代女性にとって最も多い原因がストレスです。
仕事のプレッシャー、人間関係の悩み、環境の変化など、心理的ストレスは視床下部の働きに影響を与えます。

視床下部は女性ホルモンの分泌をコントロールする司令塔。
ストレスでここが乱れると、卵巣への指令がうまく伝わらず、排卵が遅れたり止まったりしてしまうんです。

私も新しいプロジェクトが始まった時、3週間も生理が遅れたことがあります。
その時は睡眠不足も重なっていて、身体が悲鳴を上げていたんだと今なら分かります。

3. 過度なダイエットや体重の急激な変化

極端な食事制限や激しい運動による体重減少も、生理が止まる大きな原因です。
身体が「生命の危機」と判断すると、妊娠・出産という次の段階に備える余裕がなくなり、生理が止まってしまいます。

BMI（体格指数）が18.5未満の低体重、または短期間に体重の10%以上が減少した場合は要注意。
栄養バランスの乱れやエネルギー不足が、ホルモン分泌に悪影響を及ぼします。

4. 婦人科系の病気

生理が来ない原因として、病気が隠れているケースもあります。
代表的なものをご紹介しますね。

多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）
卵巣内に卵胞がたくさんできて、排卵がうまくいかない病気です。
排卵障害による月経不順が主な症状で、不妊の原因にもなります。

子宮内膜症
子宮内膜が本来の場所以外で増殖する病気。
月経痛がひどい、経血量が多いなどの症状とともに、月経周期の乱れが起こることがあります。

早期閉経（早発卵巣不全）
40歳未満で卵巣機能が低下し、閉経状態になること。
将来の妊娠を希望する場合は、早期の診断と治療が重要です。

5. 甲状腺機能の異常

意外と知られていませんが、甲状腺ホルモンの異常も生理不順の原因になります。
甲状腺機能低下症（橋本病など）や甲状腺機能亢進症は、月経周期に大きな影響を与えるんです。

甲状腺の異常は血液検査で簡単に調べられます。
疲れやすい、体重の変化、体温調節の異常などの症状がある場合は、甲状腺も疑ってみましょう。

いつ病院に行くべき？受診のタイミング

「どれくらい遅れたら病院に行くべき？」
これ、みんなが一番知りたいポイントですよね。

一般的な目安として、以下のケースでは婦人科受診をおすすめします。

特に3ヶ月以上の無月経は放置すると危険です。
子宮内膜が長期間厚くならないと、将来的に子宮内膜癌のリスクが高まる恐れもあります。
「そのうち来るだろう」と軽く考えず、早めに診察を受けましょう。

婦人科での検査内容

初めて婦人科を受診する方は、どんな検査をされるのか不安ですよね。
一般的な検査の流れをご紹介します。

検査は痛くないものがほとんど。
不安なことは遠慮なく医師に質問してくださいね。

私の体験談：ストレスで生理が止まった3ヶ月

28歳の時、キャバクラからライターへ転身した直後のこと。
収入が不安定で、将来への不安も大きかった時期です。

ある日気づいたら、生理が2ヶ月来ていませんでした。
最初は「忙しいから遅れてるだけ」と思っていたんです。
でも3ヶ月目に入って、さすがに婦人科を受診しました。

診断は「ストレス性の無月経」。
医師からは「このままだと将来の妊娠に影響する可能性もある」と言われて、初めて事の重大さに気づきました。

睡眠時間の確保、栄養バランスの改善、適度な運動。
そして何より、「完璧を求めすぎない」ことを心がけました。
2ヶ月後、やっと生理が戻ってきた時は本当に安心しましたね。

あの経験があったから、今は自分の身体の声にもっと敏感になりました。
生理は身体からの大切なメッセージ。
無視しちゃいけないんだって、身をもって学びましたね。

読者の悩みに答えます！インタビュー

今回は、生理不順で悩んでいるゆいさん（20）に来ていただきました。

生理が来ない時のQ&A

生理予定日から何日遅れたら心配すべき？

個人差はありますが、1週間程度の遅れは正常範囲内です。ただし妊娠の可能性がある場合は、予定日から1週間後に検査薬でチェックしましょう。2週間以上遅れる、または3ヶ月以上生理が来ない場合は婦人科受診をおすすめします。

基礎体温は測った方がいい？

はい、基礎体温の記録は自分の身体のリズムを知るために非常に有効です。排卵の有無や月経周期の把握ができ、婦人科受診時にも貴重な情報になります。最近はアプリで簡単に管理できるので、ぜひ習慣にしてみてください。

ピルを飲めば生理周期は整いますか？

低用量ピルは月経周期のコントロールに効果的です。ただし、原因によっては他の治療が必要な場合もあります。まずは婦人科で原因を特定し、医師と相談しながら自分に合った治療法を選びましょう。ピルには避妊効果もあるため、将来の妊娠希望の有無も含めて検討することが大切です。

市販の妊娠検査薬はどれくらい正確？

市販の妊娠検査薬の精度は約99%と高いです。ただし、使用するタイミングが早すぎたり、使い方を間違えると正確な結果が得られません。生理予定日の1週間後以降に、説明書通りに使用することが重要です。陽性でも陰性でも、その後は医療機関での確認をおすすめします。

生理が来ないとどんなリスクがある？

長期間の無月経を放置すると、将来的な不妊のリスクや骨密度の低下、子宮内膜の異常など、様々な健康問題につながる可能性があります。特に3ヶ月以上生理が来ない場合は、早めの受診が重要です。若いから大丈夫と油断せず、身体のサインを見逃さないようにしましょう。

自分でできる対処法

病院受診も大切ですが、日常生活でできることもあります。
今日から始められる対処法をご紹介しますね。

1. 生活習慣の見直し

睡眠の質を上げる
睡眠不足はホルモンバランスの大敵。
最低でも7時間は睡眠時間を確保しましょう。
寝る前のスマホは控えて、リラックスできる環境を作ることが大切です。

バランスの良い食事
極端な糖質制限や脂質制限は避けて、バランスの良い栄養摂取を心がけましょう。
特にタンパク質、鉄分、ビタミンB群は女性ホルモンの材料となる重要な栄養素です。

適度な運動
過度な運動は逆効果ですが、適度な運動はストレス解消にもなります。
ウォーキングやヨガなど、リラックスできる運動がおすすめです。

2. ストレスケア

完璧を求めすぎず、自分を労わる時間を作りましょう。
好きな音楽を聴く、お風呂にゆっくり浸かる、友達とおしゃべりする。
自分なりのストレス解消法を見つけることが大切です。

3. 基礎体温の記録

毎朝起きた直後に体温を測る習慣をつけましょう。
排卵の有無や身体のリズムが把握でき、婦人科受診時にも役立ちます。
アプリを使えば簡単に記録・管理できますよ。

まとめ：自分の身体と向き合う大切さ

生理が来ないことには、必ず理由があります。
妊娠、ストレス、ダイエット、病気…原因は様々ですが、放置することが一番危険なんです。

私も若い頃は「生理なんて来なくても楽でいいや」なんて軽く考えていました。
でも、生理は女性の健康のバロメーター。
定期的に来ることが、身体が正常に機能している証拠なんですよね。

3ヶ月以上来ない場合は必ず婦人科へ。
それ以前でも、不安があるなら早めの受診をおすすめします。
「たかが生理」じゃなくて、「大切な身体のサイン」として受け止めてくださいね。

将来妊娠を希望するかどうかに関わらず、女性として健康な身体でいることは何より大切。
自分の身体を大切にすることは、自分を大切にすること。
今日から、少しだけ自分の身体の声に耳を傾けてみませんか？

生理が来ないことで不安を感じているあなたへ。
一人で悩まず、専門家に相談してくださいね。
あなたの健康と幸せを、心から応援しています。